消防団裏物語

消防団員の虚しい真実

消防団員の日常1

春のある日の朝。

仕事の合間、朝食前にソファーでくつろいでいるとスマホに一通のメールが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇〇市ふれあいメール

消防情報00000000000

火災連絡

何時何分

火災発生

建物火災

住所*********************** 東南50m

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずい。地元だw

仕事は親に任せ活動服に着替えて銀長靴を履き、詰所へ急ぐ。

 

何台かの車と消防車が待機していた。車から降り、鎮火したのだろうかとよたよた歩いていると、運転席にいたであろう先輩団員の「早く乗れー」との怒声が!

急いで、消防車に乗る。

この人は火災の時のみ熱くなる人で、普段は善人なので、特に頭にはこない。

サイレンを鳴らし、赤信号無視できる「緊急車両」となる。状況が無線で聞こえてくる。

そして途中で「鎮圧しました。」との無線が。。。一安心だ。しかし地元の町なので、現場にしばらく残り、交通整理をするw

車を制止した際、アジア系の女性に苦情を言われる。俺たちの仕事じゃないよな阿保らしい。

建物の二階が半分焼けたようだった。あとで知ったがタバコの火が移ったらしい。

春先、秋の火防週間の後、真冬は 火事が多いのだ。

大抵の小さい火事 小火は本物の消防士が一番早く駆けつけ鎮火する。よほど大きい火災でない限りは我々の出番は無いのだ。なくていいのだが、ここで疑問が生ずる。

呼ばれる必要があったのか??